ペニーロイヤル〜危険なハーブティー




ペニーロイヤルというミントに似ているハーブがあります。

事実ミントの仲間であり、とてもさわやかなペパーミントの香りがします。
ですがとても危険な植物。。。

この植物は、だいたい10センチから40センチくらいまで成長します。
上には伸びないで、つるのように、地面を横にはうように成長するのが特徴です。
ペニーロイヤルの葉には、毛があり、季節になると桃色の花が咲き、とても可愛いらしい趣です。

そして、これもハーブティーとして飲まれることもありますし、爽快な香りに人気があるハーブです。
ですが、このペニーロイヤルというハーブは、他のハーブとちょっとというか、かなり違うのです。
では、どこが他のハーブと違うのでしょうか。

ペニーロイヤルというハーブ、またはそれから抽出した精油は、その【使用する量】が大変に注意が必要なのです。
間違えてこれを大量に摂取してしまった場合、最悪、死に至る危険なハーブと言われています。

ペニーロイヤルの危険性とは;
→このハーブは、昔からアリを駆除するためや、ノミを防ぐために使われる植物として活用されてきました。
ペニーロイヤルを食器棚に入れたり、家の周囲に撒いたりすることで防虫効果がありました。
防虫剤だったんですね。
虫にとって毒なのですから、人間にもあまり良くないと言うことになりますよね。

→昔から食用には適さないハーブと言われています。特にその摂取量には気をつけなければなりません。
→ペニーロイヤルのハーブティーには注意事項が書かれています。
 「肝臓疾患の人、また妊娠中の人は多量に摂取しないで下さい」とあるはずです。


ペニーロイヤルは欧米や西アジア、北アフリカが原産地ですが、今は世界中で見られます。
ミントと同じ種類であることから、ペニーロイヤルも生命力が強いことで知られています。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ミントの種類は、ちょっと植えるだけで、すぐに育ちますよね。
野草のようにぐんぐん成長するので驚かれる方も多いでしょうね。

レストランでアイスクリームの上に乗っていた、ミントの小さな枝と葉を持ち帰ってそれを挿し木のようにして庭に植えてみたら、あれよあれよと言う間に、大きくなります。
雑草のように育つのですから、ミントの生命力には驚きです。

このように、常にその辺に自生しているような繁殖力が強いハーブがミントの種類なのです。
ですから、ペニーロイヤルも、今では世界各地で自生しているのを見ることが出来ます。
その秘密は古代ローマから使われていたハーブという、長い古い歴史に潜んでいます。
古くからペニーロイヤルは「薬草」として使われていました。

薬草としての使用法は、ハーブティーとして飲むことによる摂取なのか正確ではなりませんが、「妊娠中絶」を促進する薬の役割をしていました。

今でも、一部の間では、中絶の効果がペニーロイヤルにはあるのではないかと言われています。
間違った情報を得て、堕胎を目的に、このハーブティーを沢山飲んでしまう人もいるのではないでしょうか。

ですが、問題はそうした目的で使用した場合、最悪のケースでは、死亡してしまうほど危険な毒性なのです。

その昔、中絶が法律で禁じられていた時代では、堕胎させるために、ペニーロイヤルが使われたそうです。
そして、結果的に多くの女性がこの、堕胎を目的とした間違ったハーブの使い方で亡くなっていることも事実です。

致死量にほど近い量のペニーロイヤルを使った際に、堕胎が誘発されるそうですから、この方法で堕胎することは命に危険が生じます。
また、ペニーロイヤルを使っても中絶に至らず、健康な赤ちゃんを産んだ実例もあるようですから、このハーブと中絶の関係はあまり信用できません。
ですが、摂取しすぎると体に毒だということは立証されています。

とにかく、妊娠中、授乳中の方は避けたほうが良いハーブですね。
ハーブティーとして使用する場合、副作用が無くて良いと言うことも言われていますが、例えば、皮膚に直接付けるなどの使い方をする場合は注意が必要です。
精油は素人が安易に使わないほうが良いでしょう。
なぜなら、ペニーロイヤルの精油は毒性がとても強いため、肌に塗ることはやめたほうが良いでしょう。
もし、皮膚に直接、塗った場合、「皮膚炎」になるケースがあります。


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