長期経過によるうつ病分類 -2
躁うつ病
うつ状態と躁状態を交互に繰り返す状態が躁うつ病です｡
別名､双極性障害､または双極性感情障害と呼ばれます｡
双極性障害の生涯有病率はわりと低めで0.2ﾊﾟｰｾﾝﾄ〜1.6ﾊﾟｰｾﾝﾄの間とされます｡うつ病自体は､６ﾊﾟｰｾﾝﾄから１５ﾊﾟｰｾﾝﾄといわれていますから､それと比べれば低めですが､決して珍しい疾患とはいえませんね｡根治は困難とされ､再発を繰り返すことが多いといわれます｡そのため生涯にわたって薬物投与による予防が求められることが多いのが実態
のようです｡
反復うつ病
いわゆるﾊｲ状態になって､ｴﾈﾙｷﾞｰが高まった状態と定義できる躁状態と､落ち込み､ｴﾈﾙｷﾞｰが低下した状態である､うつ状態を繰り返すのがそううつ病｡
これに対して､反復うつ病はうつ病を繰り返し生じる場合を言います｡別名､反復性うつ病と呼ばれます｡遺伝研究からは､躁うつ病も反復性うつ病とも同一の病気であるとされいます｡
単一ｴﾋﾟｿｰﾄﾞうつ病
単一ｴﾋﾟｿｰﾄﾞうつ病は､文字通り再発しない一過性のうつ病です｡
これは躁うつ病とは異なる疾患であると考えられています｡
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