小泉純一郎とエンニオ・モリコーネ（再び）

以前、ここで小泉純一郎氏の選曲によるＣＤアルバムの話を、
映画音楽巨匠エンニオ・モリコーネと小泉純一郎というタイトルで
書いたことがある。

小泉純一郎の政界引退のニュースで、再びこのアルバムのことを
思い出した。

エンニオ・モリコーネって誰？って思う方も多いと思うので
簡単に紹介しておくと・・・
映画音楽界の巨匠で、名前からわかるようにイタリア人。
個人的には、もうこれ以上ないくらいに大ファンであって
この稀有の作曲家と同じ時代に生まれてよかったとつくづく思う。

彼の作曲した映画音楽については、またあらためていつか詳しく
書きたい。あまりにも有名であり、書きたいことが多すぎて軽く書けない気持ちである。

以前、とあるＣＤ屋さんで"小泉純一郎選曲・・・"と"モリコーネ"という二つの言葉の組み合わせを見て即買った。

エンニオ・モリコーネと小泉元首相がどんな関係が？？
と思い興味深々でその選曲したものを聞いてみた。

私はモリコーネの曲は大概承知しているつもりで、
叙情的な美しいメロディに子供のころからずっと惹かれている。

そのアルバムを聴いて・・・不覚にもホロリと涙が出てしまった。
曲は全て知っているものばかりで、私も大好きな曲ばかり。
何に涙したかというと、小泉元首相はきっと首相現役時代に
夜中に独りになったときにネクタイを緩め、じっとモリコーネの調べに
安らいでいたに違いない。きっと神経が削り取られる日々の合間に
こららの曲に癒されていたに違いない。
なぜか急に首相官邸での孤独な場面が想像できた。
そう思うと、妙な親近感が湧いてきたのだ。

小泉純一郎で皆さんは何を思い浮かべるだろう。。。

私は、『孤高』『潔さ』『情熱』・・といったイメージを持つ。

エンニオ・モリコーネが好きな方なら、小泉純一郎氏が選曲した
このアルバムに込められた気持ちがお分かりになるだろう。

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